韓国・清平のHJ天宙天寶修錬苑で、日本人食口を対象とする特別修錬会が開催されました。七月十九日、天の父母様聖会の方相逸・神日本大陸総会長夫妻を迎えて、「第五回特別修錬会」の参加者に向けて講話が行われました。方相逸・大陸総会長は、天の前に切実に祈ることの大切さを強調し、「天心苑で人生最高の祈りを捧げましょう」と呼びかけました。ここでは、その内容と藤之原和代・大陸総会長夫人の証しをお届けします。(文責・編集部)
本文
真の父母様と共に生きられるのは、
人類史における〝奇跡の中の奇跡〟
特別修錬会も回を重ね、今回、第五陣には七百四十四人が集いました。雰囲気も良く、心霊が復興しているのを感じます。きょうの午前中、真のお母様が皆さんと一緒に記念写真を撮ってくださいました。文姸娥様も記念撮影をしてくださいましたし、皆さんにとって、生涯忘れられない思い出になったことは間違いありません。お母様と姸娥様に感謝の拍手をお送りしましょう。(拍手)
二〇〇八年七月十九日、十五年前のきょう、誰も想像だにしなかった事故が起きました。真の父母様が搭乗されたヘリコプターが墜落したのです。ご一行十六人が、ソウルから天正宮博物館にヘリコプターで向かっているときのことでした。ヘリコプターが墜落すれば、搭乗者はほぼ死亡すると言われますが、真の父母様を中心に完全に一つになって、全員、脱出することができました。その直後にヘリコプターは爆発したのです。
この特別な日に合わせて、真のお母様が写真を撮ってくださったことに深い意味を感じます。ご一行が墜落事故から奇跡的に生還されたように、皆さんは、お母様と完全に一体化し、天心苑の徹夜祈祷会(天心苑特別徹夜精誠)で復活するのだと思います。
天の父母様(神様)は、全知全能の方であり、無限の力を持っておられます。にもかかわらず、真の父母様を地上に送られるまでに六千年かかりました。そう考えると、真の父母様がどれほど尊く、偉大な方か分かります。私たちが真の父母様と共に生きられるのは、人類史における〝奇跡の中の奇跡〟なのです。
この世界は、人間始祖アダムとエバの堕落によって、サタンが主管するようになりました。しかし、真の父母様が地上に来られることで、その支配に終止符が打たれます。祝福家庭が誕生し、天地開闢、新天新地が開かれたのです。皆さん一人一人が、その生き証人でしょう。
天の父母様の願いは、人類の真の父母を地上に立てることでした。一九六〇年にその願いは成就しました。それでは、真の父母様の願いは何でしょうか? サタン世界から全人類を救うことです。そのために、三家庭、三十六家庭、七十二家庭、百二十四家庭、四百三十家庭……と、祝福家庭を全世界に拡大させていかれました。天が本来、願われていた理想世界をつくるために完全投入し、全て勝利されたのです。
今は旧約時代、新約時代ではありません。成約時代でもありません。天一国時代です。私たちはこの時代に召命され、神氏族メシヤ勝利という願いが与えられました。真の父母様が天の独り子・独り娘として勝利していかれたように、私たちもその責任を全うし、必ず、天寶家庭として立たなければなりません。
日本家庭連合の置かれた状況に
常に関心を持たれる真のお母様
真のお母様が私たちをごらんになるとき、「一体化できている」と感じてくださっているでしょうか。皆さんは、子供たちと気持ちが通じていないと感じると、寂しさや心苦しさに襲われるでしょう。お母様も、私たちと心情が一つになっている手応えを感じられなければ、心をお痛めになるのです。そのことを、よくご理解ください。
姸娥様のお話によると、真のお母様は夜中の二時、三時、時には明け方まで寝つけないことがあられるそうです。皆さんも心配事があれば、そうなるのではないでしょうか。お母様は韓国のことだけを考えておられるのではありません。日本や米国をはじめ、全世界に思いをはせられるがゆえに気が休まらないのです。
この一年、私は、日本家庭連合の置かれた状況について真のお母様に詳細にご報告してきました。お母様は偏向報道のこともよくご存じです。韓国のニュース番組が同様の話題に触れると、食い入るようにごらんになり、心配の種をお抱えになるのです。そのようにして眠れない日々を過ごしていらっしゃいます。
今回、参加している基台長の皆さんは、現場では、食口たちのお母さんの立場でしょう。ですから、真のお母様と心情が通じやすい立場なのではないでしょうか。
真のお母様にご心配をおかけしないように、日本家庭連合は教会改革をさらに進めていきます。本部も現場も、反省すべきことがあれば真摯に受け止め、改善点を細かくチェックしながら理想に近づく努力をしていくのです。
天の父母様が直接、役事なさる
希望の時
真のお母様は、天の前に天苑宮・天一聖殿を奉献されました。天の父母様を地上にお迎えする館ができたのです。
皆さんが、「アボジー」「オモニー」と叫べば、天の父母様がその声を聞いて訪ねてこられる時代が到来しました。天心苑の徹夜祈祷会で数々の証しを聞いたでしょう。天の父母様が直接、役事なさる希望の時が訪れているのです。
二〇〇一年一月十三日に「神様王権即位式」が挙行されました。イエス様が地上に来られてから二千年、さらに言えば、アダムとエバの誕生から六千年を経て、神様の王権が地上に定着しました。被造世界は神様がつくられた〝家〟でしたが、自由にふるまえませんでした。サタンが支配していたからです。しかし、「神様王権即位式」を通して、神様は解放され、ご自身の全体、全般、全権、全能が行使できるようになりました。
真のお父様は、「私は、生涯を通して、その神様の恨を解いてさしあげ、神様の心情を解放、釈放してさしあげようと、全力を尽くしてきました。そして、ついに二〇〇一年一月十三日、神様王権即位式を奉献してさしあげることによって、神様の栄光と権威の玉座を取り戻してさしあげたのです」(天一国経典『天聖経』1418ページ)と語られました。
六千年間、サタンが牛耳ってきた暗い世界は終結し、神様が直接、働くことのできる時代が来ました。そのため、真のお父様は、神様がようやく一歳になられたと表現されたのです。そのように考えると、神様は今、若さ、気力にあふれた二十三歳の青年でしょう。真の父母様によって開かれた新天新地で、思う存分、役事をなさることができるのです。
今、その恩恵を最も享受できるのが天心苑での精誠祈祷です。ぜひ、修錬の期間(3泊4日)で神霊による役事を体験してください。与えられた日程で体験できなければ、自主的に三日間延長してもかまいません。それでも難しければ、一週間、一か月でもいいでしょう。八十年、九十年と言われる人生を思えば、一週間や一か月は決して長くありません。その期間に人生を左右する体験ができれば、どれほどありがたいでしょうか。
閉講式後、徹夜祈祷会もありますし、自由時間も十分残っています。「必ず天と心情的な交わりをする!」と決意し、全身全霊を込めて祈ってください。「家族や氏族のため、背後のご先祖様のため、そして教会や地域のため、私から変わるぞ!」と思って投入するのです。
責任者として、食口や祝福家庭の
前に立つことへの決意を迫られる
先ほど、私の妻が証しをしました(18ページ)。愛する妻が痛みに身をよじり、叫び声を上げているのを見て、私は全身が震え、胸が張り裂けそうでした。
ただ見守るのではなく、同じように按手を受けることになりました。十分ほどすると、左胸の下が線香花火のようにパッと美しく光るのが分かりました。続けて、胸の中央で二度、パッと光りました。そして、つらい感覚はいつの間にか治まっていました。
全身に按手を受けたあと、「中心霊四十人が出ていった」と聞きました。これだけの霊を背負うのは、個人や家系の問題だけではないのかもしれません。改めて、日本家庭連合の責任者として、食口や祝福家庭の前に立つことへの決意を迫られているように感じます。
清平は、「復帰されたエデンの園」と言われます。家庭連合の聖地の中の聖地です。一九七〇年代初頭の開拓期から現在に至るまで、真の父母様はこの地で精誠を尽くし続けてこられました。私たちは、ただ、そのことを称え、感謝することにとどまってはいけないでしょう。天を愛して侍る真の父母様の伝統を受け継ぎ、天の恵みをしっかりと受け止めて拡大することのできる者とならなければならないのです。
きょうは、皆さんにとっては修錬の三日目です。中には、疲れを感じる人もいるでしょう。一方で、李基誠・天心苑苑長をはじめ、修錬苑のスタッフたちにとっては、八百十三回目の徹夜祈祷会を迎える日です。二日修錬会や大役事、その他さまざまな行事を並行して開催しながら、徹夜祈祷会を死守してきました。私は、修錬苑のスタッフたちの顔を見るたびに、尊敬の思いが湧いてきます。李基誠苑長やスタッフの皆様に感謝の拍手を送りましょう。(拍手)
私たちの切実な呼びかけに、
天は必ず応えてくださる
改めて言います。清平は祈祷する所です。売店でお菓子を買っておしゃべりをする所ではありません。(笑い)ここは、皆さんが命懸けで祈りを捧げる所です。
祈りといっても、さまざまです。年齢や置かれた立場によっても変わるでしょう。皆さんは日々、どのような祈りを捧げていますか? 現場で中心的に歩む食口として、周りの兄弟姉妹のために涙を流して祈っていますか?
真のお母様は、「最も大きな力を持つのが祈りである」として、天心苑祈祷の恩恵を強調されています。私たちが切実に祈れば、天が必ず聞いてくださり、夢は成し遂げられるのです。
真の父母様は、全世界の国々に宣教基盤をつくられました。その背後に祈りの力があったのです。人類史上、真の父母様ほど祈られた方はいないでしょう。皆さんも、祈りによって天と一つになれば、大事を成すことができます。
親は子供に、自分たちよりもりっぱになってほしいと願います。真の父母様は私たちの親ですから、私たちの可能性を信じて疑わず、「期待しているよ」と激励してくださいます。そのようなみ言を頂いたとき、皆さんはどのように受け止めますか? 「私には力がありません。真の父母様以上にりっぱな人になるなんて、とても無理です」と、はなから思考が止まってしまう方はいませんか?
真の父母様が私たちに注いでくださる無条件の愛に立ち返りましょう。そして、真の父母様の願いに応えていきたいという私たちの本心を呼び覚ますのです。「昨日よりはきょう、もっと祈ってみよう」「もっと活動してみよう」と、日々、努力していったとき、皆さんはこれまでにない実績を立てることができます。その報告をお聞きになる真の父母様は、「よくやったね! 素晴らしい私の子よ」と賛美してくださるでしょう。
天心苑の徹夜祈祷会には、大声で「アボジー」「オモニー」と叫ぶ人と、恥ずかしがったり周りに遠慮したりして小声で呼びかける人がいます。霊界にいらっしゃる天の父母様や真のお父様を、強く引き付けるのはどちらでしょうか?
子育てにある程度慣れた方なら経験があると思いますが、赤ちゃんが多少ぐずるぐらいなら、それほど心配しないでしょう。しかし、赤ちゃんが突然、火がついたように泣いたら、全速力で駆け寄るに違いありません。それは、カール・ルイス(米国の陸上選手。オリンピックで9つの金メダルを獲得)よりも速いでしょう。(笑い)
皆さんが天心苑で祈るときは、天の父母様と真の父母様に向かって、大声で「アボジー」「オモニー」と叫ばなければなりません。ひょっとすると、真のお母様が天正宮博物館から下りてこられるかもしれないではないですか。そうなっていないということは、皆さんの声がまだ小さいということです。
モーセは、シナイ山で四十日間、断食をしながら天に祈り求めました。正に命懸けです。また、イエス様は、ゲツセマネで談判祈祷をなさったとき、血が滴るような汗を流して祈られました。どれほど深刻な心情だったでしょうか。歴史上の義人や聖人たちが、天のみ意を尋ね求めて必死に祈ったように、皆さんも、きょうの徹夜祈祷会では、汗と涙をたくさん流しながら、天の事情と心情を尋ね求めてください。
清平で受けた恩恵を現場で共有し、
伝道の勝利を
今、真のお母様が最も願われていることは伝道の勝利です。皆さんは、清平で多くの恵みを受けました。それでは、これからどのように歩みますか? 自らが恩恵にあずかるため、清平を何度も行ったり来たりしようと考えるだけなら、天の願いとずれています。家族や氏族、教会から足が遠のいている食口などに恩恵を証しし、一緒に連れてきてください。
何かにつまずいたり、傷ついたりして、教会と距離を置いている兄弟姉妹たちも、かつては、「原理」や真の父母様のみ言に感動し、天の摂理に貢献してきた方々です。今はきっと、心に寂しさを抱えているでしょう。彼らが清平で天の父母様と真の父母様の愛に触れたら、間違いなく、皆さんよりもみ旨に邁進すると確信します。
真のお母様は、今が黄金期だと強調されます。皆さんが想像する以上に大きな実績をつくることができると祝福してくださっているのです。真の父母様と一つになって精誠を尽くせば、成せないことはありません。生みの苦しみを経た暁には、玉のような男の子が生まれると信じてください。
宗教は、迫害を受ければ受けるほど発展しますか? 後退しますか?(「発展します」)日本にはさまざまな宗教団体がありますが、今、最も迫害を受けているのは旧統一教会(家庭連合)です。ですから、いちばん発展するのは間違いありません。
私たちの背後には、天の父母様と真の父母様がいらっしゃり、サタンはすでに真の父母様に自然屈伏しました。私たちは何事も恐れる必要がないのです。戦いに勝利するために人数が問題ではないということは、歴史が証明しています。
天心苑で人生最高の祈りを捧げましょう。感動の体験を日本に持ち帰り、現場で恩恵を共有してください。天の父母様と真の父母様と一つになり、必ず伝道を勝利してまいりましょう。
藤之原和代・大陸総会長夫人のメッセージ
日本と韓国が一つになるための祈りを
本文
本物の母の国となるために願われる
真のお母様との心情一体化
ここには、基台長が多くいると聞きました。率先して教会活動に励み、これまで、どれほど苦しい心情を通過してこられたことでしょう。それでも、天を慕って乗り越えてきた皆さんを思うと、涙が出てきます。皆さんのおかげで、母の国・日本の使命は果たされてきました。心から感謝申し上げます。
夫の勧めもあり、きょうは徹夜祈祷会での体験を証しします。
私は、特別修錬会の開催を耳にしたとき、「絶対に参加しなければならない」と思いました。伝道十倍化を願われる真のお母様の決意と心情に完全に一つになるには、自らが神霊と真理によって生まれ変わるしかないと感じたからです。
第一回特別修錬会(6月22〜29日)の一日目、徹夜祈祷会のときに、司会が、「きょうは七百九十一回目の徹夜祈祷会です」と言った瞬間、不思議なことに、「八百回目に出なければ」と思いました。
講義を受け、天苑団地を見学し、徹夜祈祷会や役事で霊的に引き上がるのを感じていた六日目。その日は、わが家の三男が韓国の軍隊に入隊する日でした。
親や兄弟、友人たちに見送られながら入隊するのが慣例ですし、やはり親として、「体に気をつけてね」と、送り出したい気持ちでいっぱいでした。しかし、私たち夫婦は日本を代表する立場で修錬会に参加しているので、不在にするわけにはいかず、「私たちが公的に完全投入するので、修錬会全体を復興させてください」と祈るしかありませんでした。
また、息子の相対者も公職者で、日本で「四十日原理を中心とした総合教育力強化研修」に参加していたため、見送りのための訪韓はできませんでした。そのような中、相対者のお母さんが、「私が行きます」と快く引き受け、韓国に来てくださったのです。息子は公職者なので、私たちや相対者の事情をよく理解してはいましたが、やはりうれしかったと思います。
六数のこの日を、天の計らいによって乗り越えることができました。
七日目、真のお母様をお迎えして集会が開かれました。第二回の参加者が合流し、二世圏の成和部長たちがパフォーマンスを披露すると、お母様はとてもお喜びになりました。その後、力強いみ言を頂き、「本物の母の国となるためには、お母様の心情と完全に一体化することが必要だ」と強く感じました。
背中に霊的な矢が刺さり、
激しい痛みに襲われる
第一回特別修錬会が終わり、その翌日、巡回講師団の修錬会(1泊2日)が始まりました。そして、夫がメッセージを語っている最中に、同席していた私に異変が起きました。背中に何かが突き刺さった感覚があったのです。二本、三本と続き、痛みに身をよじらせました。座っていられず、廊下に出てしばらく我慢していると、女性スタッフが背中をさすってくれましたが、痛みはひどくなる一方で、神日本分苑の李範奭・教育局長が別室で按手してくれ、ようやく治まりました。
涙がとめどなく流れる中、背中に刺さったのは矢で、放ったのは日本人だと分かりました。「何であんな話をするんだ。壇上から下ろして、やめさせなさい!」という思いが迫ってきたからです。夫が語る内容に納得がいかない日本人の霊たちが訴えていたのです。彼らにも愛国心があり、家族や祖国のために命を懸けて戦いました。にもかかわらず、非難される立場に立たされて、恨の思いが、あふれてきたのに違いありませんでした。
私は、日本と韓国が一つになるために地上界も霊界も整理されなければならないと思い、巡回講師たちにこの体験や悟った心情を伝えました。
私たち韓日、日韓家庭は、両国の一体化を願いながら生きています。夫婦がお互いに百パーセント許し、愛することは、霊的背景の影響もあり、気が遠くなるほど難しいです。人間的次元で解決できない問題は、天の父母様と真の父母様の手を握って切実に祈り、役事を受けるしか道はないのだと思います。
日本が天運を失わないように、今こそ、真のお母様のみ言と心情に完全に一体化しなければなりません。ご自身の心に目を向けてみてください。百パーセント、お母様と一つになれているでしょうか。マスメディアの報道の影響を受けて、ぶれていないでしょうか。自分の力だけで疑問や反発心をぬぐうのは簡単ではありません。天の父母様と真の父母様の手をつかみ、「どうか私に役事をしてください。私はお母様と一つになりたいのです」と切実に祈ってみてください。
話を元に戻します。
私が、いったん部屋に戻って休んでいたときのことです。夫が偶然、金明玉センター長に出会い、私のようすを伝えたところ、「心配なので、すぐに連れてきてください」と言われました。それで、相談室を訪れ、センター長に按手してもらいました。
「深呼吸をしてください。大丈夫ですから」と言われ、つらさに耐えながら息をすすって絞り出すと、霊たちがバーっと出ていくのです。はっきり分かりました。それを何度も繰り返すうちに、私はヘトヘトになりました。あとから食事に行ってもスプーンを持てないぐらい、体に力が入らなかったのです。
日本人の霊たちが絶対善霊になり、
共にみ旨を歩めるよう願う
翌日、もう一度センター長から按手を受けると、中心霊十三人分の特別解怨をしたらいいと勧められました。ちょうど一泊二日の修錬会があったので、すぐに申請書を書いて参加しました。
矢を放ったのは、よっぽど強い中心霊だったのでしょう。讃美役事に投入しても出ていきませんでした。痛みが治まったかと思うと、ぶり返すのです。
そして、七百九十九回目の徹夜祈祷会を迎えました。何が起こるか分からないということで、センター長が隣に座り、私に清心棒を持たせてくれました。不思議なことに、痛みや霊の動きがピタッとやみ、安心しました。
ところが、李基誠苑長の講話を聞いている途中に、背後から勢いよく矢が刺さってきたのです。すぐにセンター長が按手を始め、他のスタッフも加勢しました。肩から胸にかけて集中的に行われる中、私は、スタッフたちの愛情を感じ、深く感謝しながら、清心棒を握り締めて必死に祈りました。
「私が責任を持ちますから、全ての日本人が心の底から真のお母様と心情一体化できるように、天の父母様、役事してください! ここにいる多くの日本人の霊たちは、まだ納得できていないのだと思います。どうか、天の父母様の愛と赦しによって、絶対善霊となれるよう導いてください!」
私は、日本人の霊たちが絶対善霊になり、共にみ旨を歩めるよう願いました。そして、全ての日本人が、本物の愛国心を抱き、世界と人類のために貢献できるよう訴えたのです。
痛みがピークに達したとき、「『アボジー、オモニー』と叫びなさい」という声が聞こえました。大声で叫ぶと、その声に乗って、せきを切ったようにたくさんの霊が出ていくのが分かりました。
もう、どんなに按手を行っても痛くありません。本当に抜けたのだと思い、涙が流れて止まりませんでした。動く力は残っておらず、夫とスタッフに支えられて何とか立ち上がり、億万歳をしたあと、病院で点滴を受けました。
天の父母様、真の父母様の手を
つかめば、必ず役事が起こる
私は六人の子供を生みました。今回の体験は、どの出産よりも何倍もしんどかったです。今振り返ると、八百回目という節目の徹夜祈祷会に合わせて、天が準備してくださった恩恵だったのだと思います。その徹夜祈祷会の中で、夫がインターネットを通して、世界中にこの証しを伝えてくれました。
現場で歩んでいると、私の力、人間の力では、どうしようもできない感情や思いを抱くことがあるでしょう。修錬会の残された時間で、それらを解決できるように祈り、大声で「アボジー、オモニー」と呼びかけてください。真のお母様と百パーセント一体化できていないと感じるのなら、率直に打ち明けて祈ってください。天の父母様、真の父母様の手をつかめば、必ず役事が起こります。
日本では家庭連合への批判が続いています。マスメディアが、真のお母様のみ言の一部を切り取り、曲解して報道し、反日だと訴えています。お母様は日本人を愛し、日本の救いのために歩まれているのに、真意が伝わらないのです。それは、私たちにも責任があります。私たちの心に潜む、日本人として納得できていない、感謝できていない思いを、祈りによって完全に晴らしていないからです。
天心苑の徹夜祈祷会には威力があります。真のお母様と一つになることができます。そのような確信を持って、最後の最後まで完全投入して祈ってください。この証しが、皆さんにとってプレゼントになることを願います。