田中会長メッセージ「人を愛することに狂い、天の父母様の懐に飛び込んでいこう!」

人類はすでに、勝利された、唯一・永遠・不変の真の父母様を迎えており、聖書歴史六千年に及ぶ人類救援摂理の最終段階に差しかかった地点にいます。
 人間始祖が堕落のゆえに失った祝福のみ言を取り戻し、偽りの血統から、天の父母様(神様)、真の父母様の真の愛の血統圏へと接ぎ木される、祝福結婚の恩恵も受けています。さらに地上人はもちろんのこと、億兆に及ぶ霊人たちの解怨・祝福の道も開かれています。
 しかし、それでもなお、天一国創建に向けて天が必要とされる基盤を十分に築くことができていない理由は、どこにあるのでしょうか。
 第二次天宙的カナン七年路程勝利に向かって、摂理の先頭に立たれる真のお母様のみ前に、日本が母の国として相対圏に立つには、まだまだ申し訳ない姿であることを謙虚に認め、自戒の念をもって考えてみなければなりません。
今、求められるのは、新しい信仰姿勢、新しい生活態度、新しい行動
 「昔の思考方式と、昔の生活態度、あるいは昔の伝道方法や、信仰姿勢をそのままもっていてはいけないというのです。なぜそうなのですか。今までそのような方法で歩んできましたが、今日期待できる結果をもたらすことができなかったからです。……それゆえに私たちが、新しい信仰姿勢、新しい生活態度、新しい行動を示さなければ、新しい発展をもたらすのは難しいと見ます」(『牧会者の道』 604ページ)
 摂理は、天の勝利圏拡大とともに常に変化してきました。キリスト教圏の蕩減を担った統一教会時代から家庭連合時代となり、そして今は天寶の輝きで真の父母様の懐に万民を導いていく天の父母様聖会の時代を迎えています。
 宗教の道において出家を余儀なくされた個人蕩減の時代から、還故郷を通しての家庭復帰・氏族復帰の時代、そして、神氏族メシヤを勝利した天寶家庭を主役とする時代へと突き進んでいます。
 伝道も、組織的な戦略で取り組んできた時代から、二世圏、三世圏が主力となっていく時代圏を迎えるにおいて、むしろ個人の専門性や各家庭・地域に連結した人間関係や心のつながりが、生命を生かす伝道の最前線となってきています。「天一国主人、私たちの家庭は、真の愛を中心として……」と毎日唱和する誓いのとおり、〝家庭や地域を天一国にする〟という強い主人意識が求められているのです。
 それゆえに、個人、家庭の信仰姿勢や生活態度、そして行動が問われざるをえないのです。発展を妨げる最大の要因は自分自身の中にあるのかもしれないと自問してみることも必要です。

 「私たちの教会が、発展できないもう一つの原因はどこにあるのでしょうか? それは伝道した人に、最後まで関心をもってあげられないことです。……伝道する時は関心をもつけれども、伝道をしてからは、無関心になってしまうというのです。これは伝道した人を殺す立場です。殺す立場だというのです。少なくとも三年までは、どんな時でもいとわず関心をもってあげなければならないというのです」(同611、612ページ)
 教会の発展も天の摂理基盤造成も、伝道の勝利を抜きに語ることはできません。伝道をしない教会は、必ず滅びます。それは時代が変わっても、摂理が変わっても不変の真理です。
 だからといって、嫌がる人を引きずってきて原理修練会に参加させても、いずれ去っていくことでしょう。私たちの伝道の武器は「愛」しかありません。かつて真のお父様は、「自分が愛する人よりも、統一教会の食口一人を慕わしく思わなければならない」と指導しておられました。
 愛には吸引力があることを、私たちは真の父母様との関係の中で実感してきたのではなかったでしょうか。生活圏を全て捨てて、愛する家族を後に残してでも、真の父母様のもとに駆けつけた私たちです。真の愛には、いつも共にいたいと思わせる、あふれる心情を引き出す力があります。
 もし私たちが、真の父母様がそうしてくださったように、夜を更かし、伝道対象者のために痛哭して祈祷していたとしたら、その一つの生命は離れていったでしょうか。もし私たちが、自分の父母が死んだ以上に悲しみながら痛哭していたら、その生命は生かされなかったでしょうか。
 真の父母様は生涯をかけて、天の父母様を愛し、人を愛することに狂われた方です。もし問題があるとするなら、私たちがその愛の伝統を相続してこなかったところに全ての原因があります。
 私たちは、教会という組織のために伝道するのではありません。自分の救いのために伝道するのでもありません。伝道は、一つの生命がサタン世界を捨てて、笑いながら天の道についてくるようにしてあげることであると教わってきました。「私」の信仰姿勢と生活態度と愛の実践を通して、天の父母様と真の父母様の懐に、笑いながら共に飛び込んでいく道です。
 全国の兄弟姉妹の皆さん、人を愛することに狂ってみようではありませんか。