八大名節は真の父母様の戦勝記録

 六月十八日(天暦5月1日)、東京・渋谷の松濤本部で、第六十一回「真の万物の日」を記念する敬礼式が行われ、天の父母様聖会の方相逸・神日本大陸総会長がメッセージを語りました。方相逸・大陸総会長は、八大名節を貴重視することの大切さを強調したうえで、「神様の代身として地上に来られた真の父母様と一つになり、天のみ旨成就に向かって全力疾走しましょう」と呼びかけました。(文責・編集部)

真の父母様の勝利圏を土台として
定められた八大名節

 第六十一回「真の万物の日」を迎えました。皆さん、おめでとうございます。
 一九六三年天暦六月六日に真のお父様は「万物の日」を宣布されました(1963年7月26日に献貢式が挙行され、天暦5月1日が「万物の日」になる)。家庭連合には「八大名節」があります。改めて、この八大名節について確認してみましょう。
 最も早く定められた名節は、真の父母様の「御聖誕日」と言えるでしょう。真のお父様は一九二〇年天暦一月六日、真のお母様は一九四三年同日にお生まれになりました。おふたりは個人路程を経て、一九六〇年天暦三月十六日に聖婚されました。
 御聖婚記念日を「父母の日」と考える人がいますが、そうではありません。真の父母様は同年天暦三月一日に約婚式を挙行され、人類の真の父母が立ったことを宣布されました。翌年から、その日を「父母の日」と定めています。
 一九六〇年天暦十月一日に「子女の日」が宣布されました。その三年後、きょう迎えた「万物の日」が宣布されました。この四つの名節の宣布を土台として、一九六八年一月一日に「神の日」が宣布されたのです。
 ちなみに、一九九四年の「父母の日」から、名称が「真の父母の日」と改められ、「神の日」「万物の日」「子女の日」も同様に、「真の」をつけることになりました。また、二〇一三年天暦一月一日に「真の神の日」は、「天の父母様の日」に改称されています。家庭連合では長年、これら五つの名節を祝賀し、記念行事が行われてきました。
 「神の日」の宣布から二十年後の一九八八年十月三日、韓国・ソウルで開催された夏季オリンピックの成功を祝うとともに、「世界統一国開天日」(2004年10月3日に「天宙統一国開天日」に改称)が宣布されました。
 一九九一年七月一日、「七・一節」が宣布されました。縦横の八段階の責任を果たされた真の父母様が、その勝利圏を祝福家庭に相続させる摂理の出発を宣布されたのです。これを機に教会は大きく変化しました。還故郷の摂理が始まり、神氏族メシヤ勝利に向けて本格的に動き始めたのです。全ての食口、祝福家庭が、神氏族メシヤとして勝利することが願われました。
 一九九七年天暦七月七日に「七・八節」が宣布されました。完成期の世界的祝福式である、三百六十万双の祝福式の勝利の上に神様の安息圏が確立され、神様が全権を行使できる時代を迎えたのです。このようにして八大名節は定められました。

御聖婚記念日とお父様の聖和の日が
記念行事の中心になる

 真のお母様は、真のお父様が聖和されたあと、現場の声に耳を傾ける中で、名節や記念日など、お祝いする日が多すぎるのではないかとお考えになりました。それは、真の父母様の勝利圏の大きさを意味しており、貴いことなのですが、現場の負担を心配なさったのです。
 真のお母様は、人類史上最も重要なのが、真の父母様の「御聖婚記念日」であるとして、「天の父母様の日」「御聖誕日」「御聖婚記念日」を併せて祝われるようになりました。「御聖婚記念日」に、その年の上半期のメイン行事が行われるようになったのです。
 また下半期は、真のお父様が聖和された日(天暦7月17日)を中心にメイン行事を行っています。真のお母様は、人類のメシヤ、再臨主、真の父母であるお父様が、地上での歩みを勝利して霊界に行かれた日を喜びで迎えられるように、聖和祝祭を盛大に行い、祝福式も挙行するようになさったのです。
 真のお父様がご存命中は、名節のたびに世界中から責任者が集って記念行事が行われていました。真のお母様は、真の父母様の「御聖婚記念日」とお父様の聖和祝祭に合わせた記念行事の二つにしぼり、それ以外の名節は、各国の責任者や牧会者が中心になって精誠を尽くして祝うように指導されています。

名節や記念日は、真の父母様が
サタンと闘って勝利された証拠

 キリスト教会で最も大切にしているのが礼拝です。礼拝に参加しない人は、信徒とは言えません。それほど貴重視します。一方、家庭連合では、真の父母様が定められた名節を礼拝以上に尊びます。それは、なぜでしょうか? 
 旧約時代、新約時代、成約時代、天一国時代と、時が流れる中、天の父母様(神様)は人類と共に生きたいと願ってこられました。聖書を読むと、そのことがはっきりと分かります。人間始祖アダムとエバが堕落したことにより、救援摂理歴史が始まりました。ノアの箱舟、アブラハムの象徴献祭、イサク献祭。モーセを中心とする民族的カナン復帰路程は、失敗することで第二次、第三次へと延長されました。イエス様の路程も同様の過程を経ています。そのようにして、天の父母様は人類を導いてこられました。
 私たちは復帰原理を通して、生きて働かれる天の父母様の存在を知り、中心人物一人一人に託された使命の大きさを学びました。真の父母様は人類歴史六千年で、真の父母として立たれた唯一のお方であり、名節や記念日は、真の父母様がサタンと闘って勝利された証拠です。名節というと、「日付を覚えて、行事に参加しさえすればよい」と考える食口が多いように感じますが、それでは家庭連合の伝統は失われていってしまいます。人類歴史の結論である真の父母様が、天の前に復帰していかれた八大名節を、何よりも尊く思わなければならないのです。
 日本人は、祭りが大好きでしょう。毎年、全国各地で大小さまざまな祭りが行われます。五月下旬に、東京・渋谷で鹿児島県に由来する祭りが行われていました(「渋谷・鹿児島おはら祭」)。出身地や学校などによって踊り手のチームがつくられ、五十四組、約二千人が軽快な踊りを披露したのです。久しぶりに大規模な祭りを見た私は、地域の伝統文化や人々の絆の大切さを実感しました。
 日本に住んで二十五年になり、「日本人の力の源はどこにあるのだろうか?」と考えてきましたが、答えが与えられました。祭りです。鹿児島の人々が踊る姿を見ながら、そうだと悟りました。
 日本人は地域の祭りを大切にし、多くの人が集います。その場で一つになることで大きな力が生まれるのです。では、家庭連合で祭りと言えば、何になるでしょうか? 私はそれが、八大名節だと思うのです。赤ちゃんからお年寄りまで、全ての食口が集い、敬礼式や記念礼拝を捧げながら、真の父母様がサタンと闘って勝利した日を祝います。そのようにして、真の父母様の勝利圏、運勢を受け継いで、各家庭に連結するのです。

天の前に揺るぎない実績を
打ち立てられた真のお母様

 真のお母様の大号令により、今、全世界の兄弟姉妹が、伝道勝利に向かって走っています。
 真のお母様は、神霊と真理に満ちた教会をつくるように願われ、それができれば、伝道は必ず勝利できると断言されます。伝道によって、あらゆる問題は解決されると激励してくださるのです。
 最近、真のお母様が語られるみ言の九〇パーセントは、伝道に関するものです。それぐらい、私たちも伝道に意識と関心を注いで完全投入していかなければなりません。全ての教会、全ての食口が伝道に向かい、神様の愛が分からずに死んだ立場にある人々の生命を救うのです。「寝ても覚めても伝道」です。天一国時代は〝実績の時代〟であり、伝道の勝利以外に、お母様の前にお捧げする実績はありません。
 真のお父様の聖和から、十一年がたとうとしています。この期間、真のお母様は、天の摂理のためにどれほど投入されたでしょうか。第一次七年路程において、お母様は、七か国、七つの宗教団体を復帰され、その土台の上で天一国の安着を宣布されました。
 真のお母様は、大統領や首相など、国を代表するリーダーが、お母様をその国にお迎えしたら、国が復帰されたとする基準を定めていらっしゃいました。しかし、現場の責任者たちの説明不足もあり、「国民全員が復帰されなければ、国の復帰とは言えない」と捉えている食口もいます。また、UCI(いわゆる「郭グループ」)やサンクチュアリ教会などの非原理集団で活動する人々は、お母様が立ててこられた勝利圏を完全に否定します。
 真のお母様は、アフリカに投入されました。皆さんは、お母様から孝行息子として称えられた南アフリカ共和国のハデべ預言者(黙示録教会創始者)を覚えているでしょう。彼は、四百万の信徒数を誇る宗教団体のトップです。二〇一九年六月八日、南アフリカの会場にお母様をお迎えして、五万人の信徒を集めた祝福式を挙行しました。私もその場にいましたが、感動的な光景が今でも鮮明に思い出されます。
 一国の大統領や首相、巨大な宗教団体のトップが、真のお母様を受け入れるということが、どれだけ大変でしょうか。彼らの言動が、国民や信徒たちに与える影響の大きさを、皆さんもよくご存じでしょう。お母様が、天の父母様と霊界にいらっしゃる真のお父様にお捧げするために定められた、国家や宗教団体の復帰の基準について否定する資格は、誰にもないのです。

体制を刷新して、全食口が同参する
総力戦で伝道に向かう

 現在、第二次七年路程の半ばにあります。真のお母様は、真のお父様が聖和されてからの約十年間を振り返り、天の摂理の進展を、さらに加速させなければならないとお考えになりました。それで、世界的な組織改編を願われたのです。「このままではいけない」。これが、お母様の切実な思いです。
 現場では、「地区・教区の体制がなくなって本当に大丈夫ですか?」と心配する人がいるかもしれません。慣れ親しんだ体制がなくなることに不安を抱くのは分かります。しかし、従来の体制で「伝道十倍化」は成せるのでしょうか? 長い間、地区・教区体制で歩んできましたが、真のお母様のご期待に沿う伝道実績を立てることはできませんでした。
 日本家庭連合は今年、創立六十四周年を迎えます。先輩家庭の尽力によって今日の基盤が築かれてきました。先輩方の功績を称え、感謝する思いでいっぱいです。しかし、単純に考えると、今までどおりの歩みを続けていては、さらに六十年を経たときに、基盤が倍にしかならないということです。それでいいのでしょうか! 私たちは、体制を刷新して、全食口が同参する総力戦で伝道に向かわなければなりません。
 韓国では今、ある教会の証しが話題になっています。その教会は田舎にあり、今の牧会者が赴任する前は、十分の一献金が月に約百万ウォン、日本のお金で十万円ぐらいしか集まらなかったといいます。ところが、今では四百万ウォン、五百万ウォンが捧げられ、都市部にある教会よりも多く集まるというのです。
 献金は、食口たちの心が復活しない限り、捧げられることはありません。感謝献金は、天の愛と恵みに触れて、感謝して捧げるものですね。一体、その教会に何が起きたのでしょうか?
 その牧会者は、説教が上手ではなかったそうです。本人も自覚していました。彼は、伝道に行こうとしない食口たちを指導する前に、自らの心を整理すべきだと考え、毎日、朝に夕に天心苑特別祈祷室で熱心に祈りました。自らの力不足を理解し、真のお母様が強調される、神霊と真理に満ちあふれた教会をつくるためには、天心苑祈祷しかないと考えたのです。そして、食口たちの家庭を訪ねては、一生懸命に祈ってあげました。
 一か月、二か月とたつにつれて、十分の一献金は二倍になりました。説教の苦手な〝あの牧会者〟が、韓国中の牧会者から注目されるようになりました。彼は、「秘訣は何なの?」と尋ねられると、「私には祈りしかありませんでした。天心苑祈祷を捧げ、食口たちを訪問して必死に祈っただけです」と答えました。食口たちと心が通じて一つになったとき、結果が与えられたと証ししたのです。特別な作戦はありませんでした。証しを聞いた牧会者たちは、「それなら自分もできる!」と力を得ていったようです。
 清平の天心苑で祈らなければ恩恵を受けられないということはありません。どの教会にも天心苑特別祈祷室が設置され、清平と連結されています。この田舎の教会のように、どこでも、天の役事を受けることができるのです。

同じ苦労をすることを通して
心情が通じ合うようになる

 日本の教会でも、あちこちで素晴らしい証しが立っています。自信を持ってください。皆さんが、「こんなの証しになるのかなあ」と思うようなことでも、他の国の責任者に話すと、「それはすごいね!」と感動されることも多いのです。
 昨日、伝道教育局が発信している「伝道教育ニュース」を見ていて、ある夫婦の証しが心に残りました。妻が教会に通うのを反対し続けてきた夫が、家庭連合に対する偏向報道に触れて、「これは大変だ。直接、俺の目で確かめてみなければならない」と、教会を訪ねてきたそうです。その場で、教会スタッフから説明を聞くうちに、夫は、「家庭連合はこんなにいい所だったのか」と感動し、最後は、「俺も頑張る!」と、聖酒を飲んで祝福を授かったそうです。
 この一年、全国を巡回してみて感じるのは、青年・学生集会に集う二世たちの数が、確実に増えてきているということです。教会から足が遠のいていた、ある二世は、報道を目にして、「お父さんやお母さんは、そんな悪いことはやっていない。献金はしていたけれど、マスメディアが言うような、おかしなことは絶対にしていない!」と憤り、「私が親を代弁する。今までお休みをしていた分、頑張る!」と言って教会に戻ってきたといいます。
 韓国には、「未亡人の悲しさは男やもめが分かる」ということわざがあります。日本の「蛇の道は蛇」ということわざと同じで、「同類の事情は、その方面の者にはすぐ分かる」という意味があります。真の父母様は、神様の六千年の苦しみの歴史が分かったので、ご自身も茨の道を耐え忍んでこられました。私たちは、兄弟姉妹たちと苦しみや悩みを分かち合いながら解決の道を模索できますが、真の父母様は、そのように人に相談するのではなく、神様だけを見詰めて乗り越えてこられたのです。
 真のお父様は、神様の心情が分かるがゆえに、監獄に入られるときも、「神様、私は大丈夫です。心配なさらないでください」と祈られました。苦しいときに親を慰めようとする。これが、お父様の精神であり、真のお母様の精神です。
 私たちは真の父母様の生涯路程を学んできました。おふたりが通過された心情は、私たちが実際に同じような体験をしてこそ、理解することができます。日本の兄弟姉妹たちは、一年近く、あらゆる方面から攻撃され、信仰的、心情的に大きく成長することができたのではないでしょうか。全世界で最も迫害を受けている日本の食口、祝福家庭は、天の父母様と真の父母様の心情に最も通じることのできる群れなのです。

神様、イエス様、真の父母様の
本質を知らなければならない

 真のお母様はよく、「神様の本質を知らなければならない」と語られます。二千年のキリスト教の歴史の中で、神様は「天のお父様」と呼ばれてきましたが、神様の本質は、父性と母性を持たれた「天の父母様」です。お母様はまた、イエス様や真の父母様の本質についても知るように訴えられます。お母様が初めて「天の独り娘」について言及されたとき、反発する食口がいました。お母様のみ言を聞けば聞くほど、「ああ、なるほど」と理解できることなのに、いまだに理解しようとしない人がいます。
 反発する気持ちはなくても、「真のお父様のことは山ほど聞いてきて、改めて言われなくても、再臨主、メシヤとして受け入れています。でも、真のお母様のことはよく知らないし……」と、お母様との心情的な距離を感じてしまう食口もいるかもしれません。
 真のお父様は、一九九〇年から聖和されるまで、何度も、「お父様が霊界に行ったら、お母様を中心に摂理を進めるんだよ」と語り、二〇一〇年以降は、「真の父母様は最終一体を成した」と強調されました。北朝鮮を訪れる前の一九九一年六月、真のお父様はカナダのクレアストーンに日本の責任者や女性代表四人を集めて、「顧命性宣誓宣布」をなさいました。「顧命」とは「王の遺言」です。お父様の命に何かあったら、真のお母様と一つになって天の使命を全うするように願われたのです。そして、霊界に行かれる直前に「アベル女性UN」を創設されました。それが、お父様が創設された最後の摂理機関です。
 残念なことに、食口たちは、真のお父様が二十年にわたって真のお母様を証し続けられた事実をよく知らないのです。

真の父母様と一つになって
神様の力を相続する

 真のお母様と一つになって伝道に向かうなら、実体聖霊の役事によって十倍化できます。お母様は、使徒パウロについて語られました。パウロはもともと、キリスト教徒たちを迫害していましたが、イエス様から啓示を受けた後、伝道師としてキリスト教の発展に多大な貢献をしました。お母様は、家庭連合に反対する人々も、啓示を受けて教会を訪ねてくるようになると断言されています。
 月刊『Hanada』(2023年7月号)に掲載された、ジャーナリストの福田ますみ氏の記事「被害者でっちあげ 全国弁連の手口」を読んだキリスト教の牧師が、インターネット上で意見を公開しています。この方は、「もし、キリスト教の牧師が拉致監禁に関わっているとしたら、とんでもない話である。このことが、キリスト教界で問題にならないならば、キリスト教界は腐りかけていると言われてもしかたがない」と言い切っています。このような牧師が、今後さらに現れるようになるでしょう。

 きょうは「真の万物の日」です。真の主人がいなかったため、万物たちはずっと寂しがってきましたが、真の父母様の愛と勝利圏によって解放されました。
 万物の代表はお金です。それでは、お金と神様のどちらが、力があると思いますか? 一般の人々は、お金が最も大きな力を持っていると思うでしょう。神様の力が分からない人は、そのように考えます。神様には、お金の何十倍、何百倍、何千倍もの力があります。
 神様の代身としてこの地上に来られたのが真の父母様です。皆さんが、霊界にいらっしゃる真のお父様、地上で歩まれる真のお母様と一つになれば、神様の量り知れないパワーを相続することができます。二〇二三年も残すところ約六か月となりました。各自に与えられた貴い命を熱く燃やし、天のみ旨成就に向かって全力疾走してまいりましょう。