信教二世遊説隊N.A.B.I代表
(未来人材開発局 副局長)
影山権龍
リード文
10月26日、韓国・清平のHJ天宙天寶修錬苑、天城旺臨宮殿大聖殿で「2025秋季孝情天寶特別大役事世界連合礼拝」が行われました。ここでは、その場で信教二世遊説隊「N.A.B.I」の影山権龍代表が行った活動報告の内容を紹介します。(文責・編集部)
大きなリスクを背負って立ち上がった400人の二世
愛する全世界の食口の皆さん、こんにちは。
私は、日本において、信教二世遊説隊「N.A.B.I」の代表を務めている影山権龍と申します。本日は、安倍晋三元首相の襲撃事件以後、二世たちがどのように立ち上がり、現在、活動しているのかを報告させていただきます。
2022年7月8日、日本の安倍元首相が銃撃を受け、その貴い命を落とされるという衝撃的な事件が起こりました。その日を境に、私たち家庭連合を取り巻く環境は一変しました。
連日、メディアでは「旧統一教会」報道が繰り返され、事実と異なる偏向報道が全国に流されました。「反社会団体」「カルト」「マインドコントロール」「反日」、これらの言葉が、まるで私たちの教会の代名詞のごとく使われるようになったのです。
その結果、多くの信徒、特に二世たちが、社会の中で差別や迫害を受けるようになりました。信仰を理由に会社を解雇された人、大学の授業中に教授から公開の場で批判を受けた人、そして、心ない報道に深く傷つき、自ら命を絶ってしまった二世もいます。
私たちは、深い悲しみとともに、〝なぜ、私たちの教会の真実が伝わらないのか〟という問いを抱き続けてきました。
やがて、メディアの中で「宗教二世」という言葉が定着しました。その言葉には、「親から信仰を強要されて苦しんでいる子供たち」という、非常に一面的で否定的なイメージが込められています。
しかし、現実は違います。自らの意思で信仰を持ち、信仰を通して喜びと幸せを見いだしている二世がたくさんいます。私たちは、そのような人々を「信教二世」と呼び、真実の信仰の価値を伝えるために挑戦しています。
今年3月25日、東京地方裁判所において、日本の家庭連合に対して「解散命令」が下されました。その瞬間、私たちは大きな絶望を感じました。〝このままでは、自分たちの大切な教会が、本当に失われてしまうのではないか〟という思いで胸が締めつけられたのです。
しかし、そんな絶望の中で、一筋の希望の光が与えられました。それが、4月13日に行われた「天苑宮入宮式」でした。その式典の中で、私は一つの光景に強い感動を受けたのです。それは、文信出・文信興宣教師のお二人が、「天愛祝承子」として堂々と立ち上がる姿でした。
その瞬間、私は、はっきりと感じました。〝これからは、真の父母様の勝利圏を相続した二世たちが、この時代の先頭に立つのだ〟と。
その日を契機に、私は信教二世遊説隊「N.A.B.I」を立ち上げる決意をしました。
5月、全国の兄弟姉妹に「街頭遊説を通して、二世の声を世の中の人たちに伝えよう」と呼びかけました。
正直に言うと、最初はとても怖かったです。自分の顔をさらして街頭に立ち、SNSで発信することは大きなリスクを伴います。〝遊説隊への参加を呼びかけても、ひょっとしたら誰も集まらないのではないか〟とも思いました。
しかし、結果は驚くべきものでした。なんと、全国から76人もの二世が声を上げ、「一緒にやります!」と集まってくれたのです。それから約半年。N.A.B.Iの遊説メンバーは現在、全国で約400人にまで増えました!
「N.A.B.I」に込めた三つの思い
「N.A.B.I」という名前には、三つの思いを込めています。
一つ目は、蝶(韓国語で「ナビ」)のように、誰にも束縛されず、自由に羽ばたくことのできる、信仰の自由を守りたいという思い。
二つ目は、チェワンナビ(オオカバマダラ)のように、親から子へ、世代を超えて信仰が受け継がれていく姿を堂々と証ししたいという願い。
三つ目は、「バタフライ・エフェクト」、蝶の羽ばたきが台風を起こすように、私たち一人一人の小さな声が、社会を動かす大きな力になるという信念です。
遊説に立つ私たち一人一人の声は小さいです。街頭に立っても、通り過ぎる人の99パーセントは無関心です。
それでも、わずか1パーセントの人が立ち止まり、「あなたたちのような二世もいるんだね」「真実を知ることができて良かった。政府の対応は明らかにおかしい」「家庭連合は間違っていない」などと声をかけてくださいます。その1パーセントの方との出会いが、私たちの希望です。
恐怖心を超えて街頭に立ち、信仰が覚醒する
これまでの活動の中で、多くの奇跡のような出来事が起こりました。
家庭連合に反対していた、あるキリスト教牧師が、N.A.B.Iの遊説を見にきてくださり、「今まで、あなたたちを誤解していた」と、考えを変えてくれました!
また、ある二世は、大学の友人をN.A.B.Iの遊説に招きました。その友人は、堂々と遊説する姿に感動して、「原理」を学び始めるようになりました!
私自身にも起こりました。20年間、連絡を取っていなかった中学校の友人がN.A.B.Iを見にきて、「YouTubeで、遊説活動をしているのを見ていたよ。応援しているよ!」と声をかけてくれたのです!
そして、何よりもお伝えしたい、一番の奇跡は、二世たちの信仰が覚醒しているということです。
恐怖心を超えて街頭に立つことで、天の父母様(神様)と真の父母様に対する信仰が、自分にとって命以上に大切なものであり、教会は、かけがえのない居場所であり、一世のお父さん、お母さんが、どれほど貴い歩みをしてきたのかを悟るようになっています!
二世たちの声は、確かに奇跡を起こしています。
今、真のお母様が韓国・ソウルの拘置所に拘束され、非常に苦しい状況が続いています。しかし、私は信じています。二世たちが心を一つにし、信仰と愛によって立ち上がるなら、必ずこの状況を打開できます!
どれだけ世の中が誤解しても、どれだけ迫害があっても、どれだけばかにされて笑われたとしても、私たちは、愛と真実で訴え続けます。
なぜなら、私たちは真の父母様の愛を知っているからです。この愛こそが、私たちの原動力であり、世界を平和へ導く力であると確信しています。
N.A.B.Iはこれからも、信教二世の声を堂々と全世界の人々に届ける挑戦をしていきます! 皆さん、共に頑張りましょう!

